2020.4月号
「まさか」
人生には3つの「さか」があるといいます「上り坂」「下り坂」あと一つが「まさか…」つまらない冗談ですが、今回のコロナ騒動、つい数カ月前まではこのような状況になるとは世界の誰もが予想はしていなく、まさに「まさか」の事態となりました。
医療の発達した現代で、埃よりも小さいウイルスが非常事態宣言を出されるほどの大騒動となり、飲食店をはじめ、宿泊業や観光業、はては教育関係の方々までもが大きな影響を受けており、コロナウイルス自体も驚異ですが、それに伴う「恐怖」と「疑心」の感染スピードの速さには改めて恐怖を覚えます。
自由のきかないストレス環境の中、人々の顔からは余裕や笑顔が無くなっていくのも心配で、ドラックストアで働く友人はマスクや日用品の品切れが続く中、その苛立ちをぶつけられることが多々あると言います。
このコロナウイルスは世界中に広がりを見せており、特にイタリア、韓国、イラン等の国々では死者は増え続け、アメリカでも各州で非常事態宣言が出されるなどして、日用品や食料品の買い占めが始まっており、暴動を見越して銃弾の買い占めまで始まっているというのが流石はアメリカというところです。
どこもかしこも自粛、自粛とスポーツジムにも行けない、居酒屋にも行けない、旅行にも行けないとストレスが発散できずに、悶々としている方も多いかと思いますが、敵は目に見えないウイルス、一刻も早く終息宣言が出るのを待つしか手はありません。
又、東京オリンピックの開幕までは残り半年を切っていますが、最近のこの状況から世論調査ではオリンピックは開催中止・延期と答える人が多くなってきました。もしも開催中止となった場合の経済損失額は7.5兆円とも試算されており、日本政府も必死ですが、他の国はもうオリンピックどころではなく、将来的な不安から株価は大暴落しており、好調だった世界経済は一気に不安定な状況で、この先を予想できるのは、神のみとなります。
もはや地方に住む我々にできることは、しっかりと予防をすることと、無駄に恐怖をあおるばかりのワイドショーをあてにしないで、少しでも明るい情報を出すことしかないのだと思います。今までも日本は幾多の災害を乗り越えてきました。今回のコロナ騒動も数か月後には大変だったねと話せる時がくるはずです、今は耐えましょう。
魚谷 直世 記
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