2018.6月号

「ハム大好き!

 

 ようやく暖かくなり始め、歩くのも気持ちいい気温になってきましたが、花粉症持ちの人にはつらい季節となってきました。私自身も子供の頃から花粉症を持っており、これを書いている今も目のかゆみとクシャミ、鼻水に悩まされております。今はいい薬もあるので、病院に行けばこの症状は大分抑えられるようですが「死ぬほどではない」とつい先延ばしにして、市販薬や花粉症に効くといわれるサプリメントに頼ってしまいます。

 比較的花粉の少ない北海道に住む我々はこの花粉症も少ないように感じますが、アレルギーの抗原は体内に蓄積されており、今まで花粉症に縁のなかった人も、突然発症することもあるようです。特にこの花粉が飛び始める5月に発症する人が多いのですが、これには自律神経が乱れることで免疫機能が乱れて花粉症を発症するという話もあります。春になると何かと話題になるこの自律神経ですが、交感神経と副交感神経という2種類があり、交感神経は「昼の神経」と呼ばれ、心拍や血圧を上げるなど活発に活動する際に働く神経で、副交感神経は「夜の神経」と呼ばれ睡眠時や活動の少ない時に働き、心身ともに休息の状態にする神経となっており、自律神経は人間の活動オン・オフを切り替えるスイッチの役目をしています。しかし、これが春になると寒暖差や気圧の変化によってそのスイッチが壊れてしまい、重篤な状態になると「五月病」「気象病」といった精神面にも影響が出てきます。

 この自律神経を乱さないようにするには、早寝早起、適度な運動、適切な食事が効果的となりますが、全部できていない私は花粉症体質の原因はここにあるのかもしれません。又、花粉症を自律神経のコントロールで軽減する方法の一つに「足首輪ゴム」という方法もあります。花粉症が発症している時は、上半身の副交感神経の働きが強くなっており、下半身を刺激することによって、上半身の副交感神経の働きが弱まることで花粉症の症状が収まるとの話で「本当かよ」と思い実際に足首に輪ゴムをまいたところ、気持ち症状が緩和された気がします。

 花粉症に悩める方がいましたら、輪ゴム1本でできるセルフケア一度試してみて下さい。ただし標準よりボリュームのある方は家族から「足でハム作っているの?」と聞かれてしまうことがありますので注意です。

                                            魚谷 直世 記

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