2013.2月号
「時間の早さ」
毎年、この時期になると感じるのが「今年も一年早かったなぁ~」ということです。歳を重ねる度に一日一年が早く感じる、私のまわりの先輩方も同じようなお話をしていました。この歳を重ねるごとに時間が早く感じるのは「ジャネーの法則」というのがあるそうです。5歳にとって一年は生涯の5分の一、50歳にとって一年は生涯の50分の一、同じ一年でも5歳と50歳では感じ方に10倍の開きがあります。つまり、5歳の一日というのは50歳の10日にも匹敵するとのこと。これは、小さい頃は初めて経験することが多く、世の中は刺激で溢れています。しかし、年齢を重ねるにつれて経験や知識を蓄えることで、環境や生活に慣れてくるので、刺激や新鮮さが薄まり、記憶の中身も単調になる。こうして、時間の流れが速く感じるようになるのではないかとも言われています。
では、年を重ねても一日を長く過ごすことが出来る方法は、人生に刺激や新鮮さを感じ変化を加えることで記憶や思い出を増やすことではないでしょうか?お金を掛けて旅行に行く、普段行かないレストランに行く等、刺激や思い出は買うこともできますが、お金を掛けなくても「普段の通勤順路を変えてみる」「部屋の模様替えをする」「話しをしたことがない人と話をしてみる」普段の生活習慣を変えるだけでも充分に刺激や新鮮さを得ることが出来ます。
最近、色々な方と出会いお話する機会に恵まれ感じることですが、高齢の方で年齢よりも若く見える方、エネルギッシュな方というのは常に変化を求め活発に活動している人に多いと感じます。これは人生の時間をゆっくりと進めていく中で外見すら影響を受けているのではないかと思います。私自身20代の頃は子供に見られる自分の童顔が嫌いでしたが、最近では実年齢よりもはるか上で見られることが多くなってきました。自分の新鮮さや刺激がなくなってきたのかなと感じつつも、まずは外見から若く見られるため今年は「茶髪」「ピアス」に挑戦・・・はやめておきます。
魚谷 直世 記